No.1『鋼の錬金術師』
ということで、記念すべき第一回目に紹介する作品は、
『鋼の錬金術師』
です。
この作品は、2001年から2010年にかけて「月間少年ガンガン」で連載されていた、荒川弘先生の代表作の一つです。
また、過去2度に渡ってアニメ化、さらに実写化もされたほどの人気タイトルです。
今回はこの『ハガレン』の魅力と、作中で注目してほしいキャラクターについて紹介しようと思います。
※ここでは漫画版のみに言及し、アニメ版や映画には触れませんのであしからず!
その前に、まずは簡単なストーリーを紹介します。
主人公は、わずか12歳で「国家錬金術師」という資格を手に入れた、右腕と左足が義手・義足の少年「エドワード・エルリック(以下、エド)」と、彼の弟で全身が鎧の体である「アルフォンス・エルリック(以下、アル)」のエルリック兄弟。
彼らは亡き母を蘇らせようと、錬金術最大の禁忌である「人体錬成」を試み、失敗。エドは左足を、アルは体全てを失ってしまいます。そんな状況において「せめて弟だけは助けなければ!」と考えた兄のエドは、さらに自分の右腕を犠牲にして、アルの魂を近くにあった鎧に定着させます。彼らの体が訳アリなのは、こうした理由によるものです。
その後、彼らは自分たちの失った体を取り戻すため、「賢者の石」と呼ばれる物質を探す旅に出ます。物語は、その旅で立ち寄ったとある街からスタートします。
・・・色々伏せながら、かつ簡潔にあらすじを書くの、めっちゃ難しいですね(笑)
続きが気になる方は、ぜひ原作を手に取ってみてください!(^▽^)
それではここから、僕が思う『ハガレン』の魅力を紹介したいと思います。
まずは「死生観に関する描写」です。
この作品では、あらすじ紹介でも触れた「人体錬成」をはじめ、登場人物の「生と死」「生き方・死に様」に焦点が当てられています。それは敵味方問わずで、これがかなり考えさせられる内容になっています。しかしこういった描写こそ、この物語の核であり醍醐味です。中にはショッキングなエピソードもありますが、目を逸らさずに読んでいただきたいです。
2つ目は「シリアスとコメディの絶妙なバランス」です。
先ほど述べたように、この作品はテーマがまぁまぁ重いので「かなり暗い話なんじゃないの?」と思われる人もいるかもしれません。確かに、シリアスなところはとことん暗く描かれていますが、実はかなりコメディ色の強い作品でもあると、初めて読んだときに感じました。その辺りがバランスよく描き分けられていることにより、話に緩急がついて飽きずに楽しめる作品になっているのだと思います!
最後に、作中で注目してほしいキャラクターを紹介します。
彼の名は、キング・ブラッドレイ大総統!
僕が知る限り、最強のおっさんです。
こんなん、名前から絶対強いですよね(笑)
序盤から登場するキャラですが、中盤以降で一気に存在感を増してきます。
最終盤での彼の戦闘シーンは、とにかく激アツです!
彼の雄姿、ぜひその目に焼き付けてください!(笑)
長々と書いてきましたが、いかがだったでしょうか。
まだまだ拙い文章で、思うように魅力を伝えられなかったかもしれませんが、
少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
ご一読くださり、ありがとうございました!
それでは、またお会いしましょう。さようなら!